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「大阪しぐれ「さざんかの宿」命くれない」「天城越え」の作詞家 吉岡治氏死去

 「天城越え」「さざんかの宿」など歌謡曲を中心に
童謡、アニメテーマ曲など幅広いジャンルの歌を手がけた作詞家の吉岡治(よしおか・おさむ)さんが、死去した。76歳だった。

山口県生まれ。昭和28年、作詞家で作家のサトウハチローの門下生となる。
昭和31年、「鳩笛ならそか」で作詞家デビュー。

以来、美空ひばり「真赤な太陽」、
大川栄策「さざんかの宿」、五木ひろし「細雪」、
石川さゆり「天城越え」、瀬川瑛子「命くれない」など
多くの歌謡曲を手がけ、都はるみ「大阪しぐれ」
、川中美幸「おんなの一生~汗の花~」などで日本作詩大賞を受賞。
平成元年には内田あかり「好色一代女」で日本レコード大賞作詞賞を受賞した。

また「おもちゃのチャチャチャ」(野坂昭如さん作詞の補作)、「あわてんぼうのサンタクロース」といった童謡のほか、テレビアニメのテーマ曲なども手がけ、「キャプテン翼」の主題歌「燃えてヒーロー」、「悟空の大冒険」の「悟空の大冒険マーチ」「悟空がすきすき」など子供向けの歌にも取り組んだ。

平成15年、紫綬褒章を受章。日本作詩家協会副会長も務めた。
by kobusi74k | 2010-06-03 12:35